気まぐれ探偵はお嫌いですか?
「すいませんでした。」


「いえ、大丈夫です。」


私が謝ると女の人は笑顔を向けてくれた。


周りにいた人達もいつの間にかバラバラになり、私は凱の後を追った。


「凱。」


大人しくなった凱を見つけ声をかけた途端に周りが暗くなった。


「始まるようだね。」


ステージを見るとステージにだけ照明がついている。


そしてステージから、50歳くらいの丸い男性が姿を現した。
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