気まぐれ探偵はお嫌いですか?
「昼間からなんだい?僕は気持ちよく昼寝をしていたんだ。睡眠妨害をしないでくれるかな………。」


そう言ってドアから出て来たのは、身長の高いジャージ姿でボッサリ頭の男。


(この人が探偵!?)


「あ…あの!私、隣の家に住んでいる『紅 ときわ』と言います。」


とりあえず自己紹介をしたが男は何も言わずに私をジッと見ている。


「あの…「ねえ君、パンはパンでも食べられないパンは?」」


男は、急に口を開き私に聞いてきたのだ。


そして、今に至る。
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