気まぐれ探偵はお嫌いですか?
「ときわ、ケーキときわの分も持ってきたよ。」


「凱君、君はまた糖分をとって…。糖分のとりすぎは体に良くないよ。」


「ああ、巧さん。あなたも来ていたんですね。」


2人の会話を聞いていると2人は知り合いなのだろう。


私が、2人を見ていると巧さんは私に会釈をした。


「申し遅れました。僕は『中村 巧』医者をしているんだ。」


巧さんはそう言って微笑んで来た。


「凱君、今度うちに血糖値を計りに来てくれよ。君は普通の人以上に糖分を摂取しているからね。」


「はいはい。わかりましたよ。今度伺わせてもらいます。」


凱がそう言うと巧さんは微笑んで去ってしまった。
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