気まぐれ探偵はお嫌いですか?
「VIPエリア?」


「君は気づいてなかったのかい?廊下の途中にカードを入れないと通れないドアがあったんだよ。」


「えっ?でも私達の時は開いて…。」


「私がロックを解除したんです。警部さんとかが来れるように。」


執事の人がそう言うと凱は頷いた。


「つまり、VIPエリアにいた人でないと出来ないんだ。今回の殺人は。執事さん、頼むよ。」


凱がそう言うと執事の人は頭を下げ行ってしまった。


「君のおかげで密室の事はわかったが、このやり方は誰にでも簡単に出来ると言う事だよな?」
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