気まぐれ探偵はお嫌いですか?
「まあ、そう言う事になるね。」
「執事君が秋雨さんに気づいた時には冷たかったらしい。だから死亡したのは、12時前だろう。」
時計を見ると今は12時45分となっている。
「秋雨さんがステージから下りたのは10時30分だったから、その間に死んだと考えた方が良いね。」
凱は、そう言いながらゴミ箱をあさった。
「何をしているんだ?」
「有った有った。」
ゴミ箱から手を出し凱が持っていたのは、ワインのコルクとキャップシール。