年下の誘惑
「別にっ。私は水樹くんだけでいいもん」
「何言ってるんだか。」

生まれて17年。一度も春が訪れません。
まわりは桜の花びらが開花していく中、
私はまだ、蕾にもなった事がないのです。

「てか、優奈、今日から図書委員じゃ
無かったっけ・・・?」
「あーーーーーーーー!!!!」

本日2度目の叫び。

「だから、うっさいって!」
「・・・ごめん」
「早く行って来なよ。あたしは
先に帰るから。じゃね」
「さーちゃん・・・」

さーちゃんに見捨てられ(?)
仕方なく、図書室に行くことに。
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