スターフィッシュ‼︎


「マジ無理ー金髪じゃないと俺じゃねーべ?」

ゆーたが自分の金色の髪の毛をつまみながらそう言った。


「確かにゆーたと言えば金髪って感じだよねー」

「んだべ?」


という感じで、ギターの練習の合間に勉強をしつつ、期末テストが無事に終わった。


ゆーたもあたしも赤点はギリギリで回避。ふぅー



「せかーいが」

ジャン、ジャカ、ジャカジャン、

「変わるんだー♪」

ジャーン、

ジャガジャガジャガジャガ、ジャーン!


「で、できたーーー!!」


何となくだけど、『ROOKIE』のサビを弾けるようになった。


「まーまー形になってきたんじゃね? 

ってかお前意外と根性あるよな」


ニヤニヤしているあたしに向かって、ゆーたがまじまじとそう言った。
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