スターフィッシュ‼︎

「でも曲数が足りなくて、どーしよっかなぁって感じ」

「コピーとか入れてもいいんじゃないですか?」


ドリンクバーの紅茶を一口すすり、カナタちゃんはそう言った。


「なるほど!」

「あたしリクエストしちゃいますよー」


お盆を胸に抱えたまま、どんな曲がいいかカナタちゃんと話していたら、

「林さーん、レジお願いー」

パートさんから声をかけられた。


「はーい、すんませーん」


うん、カナタちゃんは単純に音楽を楽しんでくれているはず。

そう思いながら、急いでレジに向かった。
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