スターフィッシュ‼︎
「あの、その、ベース……のつもりなんだけど」
笑いながらあたしがそう答えると、
「「ぷっ……」」
ゆーたと良夫さんは同時に吹き出す。
「…………」
王子は黙ったままだ。
う……やっぱりベースには見えなかったかな。
ネックがかなり太くなっちゃってボディーの部分とそんなに変わらなくなっちゃったし!
「ん? キノコ? マイク? って感じですかね……」
良夫さんもフォローがしきれないのか、再びぽろりと汗をかいていた。
「いや……
これはチ○コだべ? おめー何チン○型のチョコ作ってんだよ!」
そう言って、大爆笑するゆーた。
はぁあああああ!?
「違うし! ベースだって!」
良夫さんもお腹を抱えて、苦しそうになっている。
「何だ、お前。これまでパンツとかブラジャーとか入れてくる女はいたけど、こんな仕打ちを受けたのは初めてだぞ」
あきれたように王子はため息をついていた。
「貴也のはもっとでっかいべ?」
「ああ、屈辱だ」
ゆーたはそのチョコを自分の股間に当てて遊んでるし!
それを見た良夫さんは、笑いすぎなのか、ひっくひっく、と声すらもう出ていない。
あああああ、もう! 何なのさーーーーー!! 泣