スターフィッシュ‼︎

背が高くて、整ったスタイル。

明るい茶髪、少し青みがかった瞳。


「か、格好いい……」


思わずあたしはつぶやいていた。


初めて間近で見た。

学校一の王子様、と呼び名の高い、

南 貴也、さん――。


「ごめんね、大丈夫? 痛かったよね?」

その王子様が、優しい声であたしを心配してくれた。


「だ、大丈夫です!」

初めて話した! き、緊張する~!


すると、安心したのか、

王子様は心配そうな顔を笑顔に変えて、

「そっか、良かったー!」

と明るくあたしに言った。


キラーン!!

ああ、まぶしいっっ!!
< 3 / 434 >

この作品をシェア

pagetop