メガネくんの図書室 短編
今、多賀峰が見てるのは占いコーナー。
あそこは本がいっばい詰まってて取りにくいんだよな…。
俺は多賀峰に近づく。
危なっかしくて見てらんねー。
「多賀峰、俺が取るからどいて」
「東条先輩!?あの…自分で取ります」
なんで、顔赤くすんだよ?
「いいって、それで、どれが取りたいの?」
「あの…ホントに自分で…」
多賀峰は椅子からどこうしない。
たくっ…。
俺はヒョイッと多賀峰を持ち上げる。
「キャッ」
と声を出す多賀峰を、俺はおろす。
結構軽いんだ…。
「で、どれ?」
俺は、椅子をどけて、本棚の前に立つ。
「だから、ホントに…」
「いいから」
「右端の…本です…」
右端ね…。
これか…。えっと…『両思いになれるおまじない』…おまじないか…。
つーか、多賀峰好きな奴いたんだ…。
ズキッ
…?
あそこは本がいっばい詰まってて取りにくいんだよな…。
俺は多賀峰に近づく。
危なっかしくて見てらんねー。
「多賀峰、俺が取るからどいて」
「東条先輩!?あの…自分で取ります」
なんで、顔赤くすんだよ?
「いいって、それで、どれが取りたいの?」
「あの…ホントに自分で…」
多賀峰は椅子からどこうしない。
たくっ…。
俺はヒョイッと多賀峰を持ち上げる。
「キャッ」
と声を出す多賀峰を、俺はおろす。
結構軽いんだ…。
「で、どれ?」
俺は、椅子をどけて、本棚の前に立つ。
「だから、ホントに…」
「いいから」
「右端の…本です…」
右端ね…。
これか…。えっと…『両思いになれるおまじない』…おまじないか…。
つーか、多賀峰好きな奴いたんだ…。
ズキッ
…?