メガネくんの図書室 短編
「普通そこは羅威…だろ?」
「そ…そんなっ!言えません!」
「へぇー、羅威って言わないんだ、じゃあいいよ?羅威先輩で、俺がグレたらあかりのせいだからな」
ちょっと意地悪しすぎたかも…。
「そ…そんなっ!…うぅ…じゃあ、羅威くんじゃダメ…ですか?」
上目使い。
ヤバイって…。
「いいけど、一回だけ羅威って言って?」
俺なに言ってんだ…。
「つ…羅威…」
あかりは、小声で恥ずかしそうに俺の服の裾を掴む。
「可愛すぎ…」
そう言って俺はあかりのおでこにキスをした。
俺相当あかりにハマってるかも…。
あかりは両手でおでこを押さえる。
「先輩!?あ…あの」
「先輩じゃねーだろ?」
「羅威くん、私…まだ好きって言ってないから…」
「うん…」