メガネくんの図書室 短編
俺は、横にある時計を見る。
午後4時過ぎ。
アイツが来るのは、4時過ぎた頃…。
ガラッ
てか、あいつ、高2だったんだなぁ…。高1かと思った。
「東条先輩!こんにちは!!」
そうそう、いつもこんな感じで話しかけてきたっけ…。
「東条先輩?」
それにしても、やけにリアルに感じんなぁ、この声。
…ん?…リアル?
俺は視線を前に戻す。
「うわぁっ!!」
ビックリした俺は、大きな声を出してしまった。