メガネくんの図書室 短編


俺は、横にある時計を見る。


午後4時過ぎ。


アイツが来るのは、4時過ぎた頃…。


ガラッ


てか、あいつ、高2だったんだなぁ…。高1かと思った。


「東条先輩!こんにちは!!」


そうそう、いつもこんな感じで話しかけてきたっけ…。


「東条先輩?」


それにしても、やけにリアルに感じんなぁ、この声。


…ん?…リアル?


俺は視線を前に戻す。


「うわぁっ!!」


ビックリした俺は、大きな声を出してしまった。



< 6 / 26 >

この作品をシェア

pagetop