強くて弱い女



別に焦る数じゃないだろうに。





ふと愛華を見るとさっきまで赤い顔をしていた愛華が真っ青な顔をして言った。





「それ・・・・私だ・・・。」





あぁ、暴れていたからか。





「私を潰しに来たんだろう。50人はちょっと1人じゃキツイね・・・はは。」





突然だったから思わず目を見開いた。





こいつは馬鹿か。





女を1人で行かすわけがない。





「1人で行かす訳ねーだろ。俺たちも戦う。」





愛華は信じられないという顔をした。





「こんだけいれば何とかなるっしょ。」





和希も言った。





すると愛華は微笑み





「ありがとう。」





と言った。



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