強くて弱い女
連れてこられたのは隣の部屋。
「お前、なんで無理して笑う?」
「な、何が?」
誠はため息をつき、私の顔を切れ目な目で見て
「俺・・・いや、俺等に隠し事なんかするな。俺等はお前を信頼してる。なんでも出来る奴だということも知ってる。だからこそ、俺等を頼ってほしいんだよ。」
え・・・?
「お前はもう俺等の仲間だ。」
ナカマ?
「魔竜紀の奴等がそう思ってる。お前は違うのか?」
皆が思ってる?
私が仲間だって・・・?