【完】優しい彼の温もりに包まれて
「沙穂ちゃん、今からね、丈瑠君に話しをしようと思うんだけど…何かあったら叩いて良いかな?」


「うん…良いよ。お姉ちゃん悲しそうだもん」


これで良いよね…


「瑠夏、貴女が言えない分まであたしが言ってあげるから」


「でも…良いの?」


「瑠夏が言いたいことは大体、分かるから…じゃあ、行ってくるね」


あたしは気付かれないように丈瑠君達に近寄る


朱音ちゃんはあたしの存在に気付いてかまた丈瑠君にキスをしていた


あたしは近くのブランコに腰掛ける


全く終わる気配がないから遮ることにした


「ふーん。長々と見せつけてくれるじゃないの」


あたしの言葉にキスを止め振り向いた


もちろん、あたしの存在に気付かなかった丈瑠君は驚いている
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