【完】優しい彼の温もりに包まれて
「捺稀先輩。盗み見ですか?」


「ただ通りかかっただけよ。これが瑠夏とだったら何も言わなかったんだけどな…」


「何が言いたいの?」


「貴女には関係ないわ。今は丈瑠君と話しがしたいの。ちょっと2人にしてくれるかな?」


「分かりました。丈瑠先輩お疲れ様です」


朱音ちゃんは笑顔で去って行った


「さっ、誰も居なくなったし良いよね」


光莉さん達や圭輔からお許し出たし


----バシッ


あたしは思いっきり丈瑠君の頬を叩いた


「なにすんだよ!?」


いきなりのことで驚きを隠せない丈瑠君


「あんた、バカじゃないの?」


「だから何がだよ?」


「何で瑠夏と別れたの?」


「離れなきゃいけないと思ったから…」


やっぱりこういうとこには鈍いんだね
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