【完】優しい彼の温もりに包まれて
「朱音ちゃんが居ても瑠夏から離れなければこんなことにはならなかった」


「そうだよな。俺が瑠夏の話しを聞いてあげてれば…」


“瑠夏の傍に居れば…”


丈瑠君は気付いてあげれなかった自分に腹が立ってるようだった


「行くんでしょ?瑠夏んとこ。」


「あぁ…ちゃんと向き合ってみる」


「ちゃんと謝って自分の気持ち伝えなよ?」


瑠夏には丈瑠君が居ないと瑠夏らしくない


そして丈瑠君も同様。


瑠夏が居るから笑ってる


「多分、今の瑠夏は情緒不安定だと思う。時間が掛かってもそれを止められるのは丈瑠君だけよ」


あたしや圭輔がどんなに頑張っても止められない


「捺稀、ありがとな」


「いいえ。朱音ちゃんとも話しなよ。今度離れたらまた今日みたいに叩くからね?」
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