【完】優しい彼の温もりに包まれて
「瑠夏?話しがあるから中に入れて?」


そんな優しい声で言わないで…


「嫌だっ!!なんで来たの?来なくて良かったのに…」


本当は嬉しいのに反対のことを言ってしまう


「お願いだから中に入れて話させて。」


仕方なくドアを開けて入らせる


「瑠夏、食べてないんだろ?」


「丈瑠には関係ない。彼女居るなら彼女んとこ行きなよ」


本当は思いっきり抱き着きたい


でも、それは出来ない


「彼女は居ないよ…俺が好きなのは瑠夏だけだ」


「嘘だっ!!じゃあ、なんで離れたの?」


あたしは無意識のうちに自分を傷付けていた


「瑠夏!!止めろ。自分を傷付けるな。」


そう言われても止められなくて…


あたしはその辺にあるものを投げた
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