【完】優しい彼の温もりに包まれて
「瑠夏、落ち着け!!叩くなら俺を叩け」


丈瑠はあたしを抱きしめていた


「離して!!離してよ…どっか行って。あたしに関わらないで!!」


離して欲しくて叩きまくった


だけど、丈瑠は離す気配がない


痛いはずなのに…


「どうせ、また離れるんでしょ?あたしのこと信じてくれないんでしょ?そんなのもう嫌だよ…」


なんて言いながらあたしはまた暴れ始めた


あたしは丈瑠のこと信じてたのに。


「だから止めろ!!」


「嫌なの…これ以上苦しむのはもう嫌なの!!丈瑠のこと嫌い」


嫌いじゃないのに…


「俺は瑠夏が好き。もう離れない。それに今は自分の身体を大事にしろ」


更に強く抱きしめられた


「…知ってるの?」


あたし、言ってないよ?
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