【完】優しい彼の温もりに包まれて
「謝らなくて大丈夫だからね。でも、また栄養失調と貧血で体調が戻るまで入院だって…」


「またか…」


と小さく呟いた瑠夏


「後、呼吸が出来なくなる時もあるでしょ?何かあったら頼って良いんだからね?瑠夏ちゃんは1人じゃない」


小さく頷いた後、瑠夏はまた泣き始めた


これは多分、嬉し泣き


「良く泣くよな?」


「だってぇ~嬉しいんだもん。こんなこと言って貰えるなんて思ってもなかったから」


……ほらな?


「泣き虫だな」


「まぁ、ゆっくり休みなさい。沙穂連れて来るわね」


母さんは沙穂を迎えに行ってしまった


----トントン


誰か来たみたいだな


「瑠夏、入るわよー」


声を聞いた途端、瑠夏の顔色が変わった


入って来たのは忠弘さんと実頼さん
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