【完】優しい彼の温もりに包まれて
「ご飯食べたかしら?」


「食べたくないって言ってたけどゆっくり食べさせて半分くらいは食べました」


半ば無理矢理もあったかもだけど…


「そう、良かった。なんかあったら呼んでね」


「ありがとうございます。お疲れ様です」


千絵さんはそれだけ言うと瑠夏の寝顔を見て安心したのか去って行った


落ち着いている瑠夏の寝顔


そんな瑠夏の寝顔を見て俺まで安心した


もう、これ以上、瑠夏を泣かせたり苦しめたり出来ない


今まで辛い思いさせてばっかりだから…


俺が傍に居て守ってあげればこんなことにはならなかった


……ずっと俺の傍で笑っていて欲しい


守るべきモノが増え俺の中でも何かが変わろうとしていた


俺は瑠夏の頭を撫でながら眠りについた
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