【完】優しい彼の温もりに包まれて
……翌日


「…ん?」


昨日、あのまま寝たんだな


「丈瑠、おはよ」


「おはよ。起きてたんだ」


「うん。なんか目が覚めちゃってさ。身体痛くない?」


こんな時も人の心配するんだな


「大丈夫。瑠夏こそ体調は大丈夫か?」


「今はどうにか落ち着いてる」


……良かった


「心配掛けてごめんね」


「だから、謝んな。心配するのは当たり前だから。それに俺は瑠夏の彼氏だろ?」


心配しないはずがない


俺は瑠夏の頭を撫でた


すると瑠夏は自然に笑顔になる


俺、この笑顔も好きになったんだよな


「そういえば、今日で学校終わりなんだっけ?」


「あぁ、学校終わったらまた来るからな」


「ありがと」


どうせ様子を見に多川も来るだろう
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