【完】優しい彼の温もりに包まれて
「捺稀、会いに来てくれるかな?」


「じゃあ、捺稀に言っといてやる。“瑠夏が会いたがってた”って…」


なんて言ったら捺稀も喜ぶだろうしな


「フフッ。ありがと。丈瑠は朝ごはん食べないの?」


「今から食べるさ。ちょっと自販機行って飲み物買ってくるけど…瑠夏はなんかいるか?」


「薬を飲むのに水が欲しいな。行ってらっしゃい」


俺は財布を持ち自販機へ向かった


「丈瑠君、おはよう。瑠夏ちゃん起きてるかしら?」


朝早くにすれ違ったのは千絵さん


「おはようございます。瑠夏、起きてますよ。体調も落ち着いてるみたいです」


「そう、良かった。今から瑠夏ちゃんの朝ごはん持って行くから」


それだけ告げると慌ただしく去って行った
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