【完】優しい彼の温もりに包まれて
「じゃあ、ご飯食べよう。今日も食べられるだけで良いからな?」


一気に食べるにはまだ早いような気がするから…


「入院ばっかり…」


ご飯を食べながら小声で呟いた瑠夏


「どうした?」


「病院のご飯、おいしくないよ」


「なんか食べたいものあったら言いな?学校終わってから買ってくる」


「良いの…?」


また申し訳なさそうな顔をした


「良いんだよ。もう少し頼りな。何食べたい?」


「ゼリーとヨーグルト。今はこのくらいしか食べたくない」


「じゃあ、帰りにコンビニ寄ってくる」


「ありがと。いろいろと頼っちゃってごめんね」


謝らなくて良いのに…


「ちょっと着替えて来るから」


俺は制服を持ち誰も居ないところでさっさと着替えた
< 495 / 764 >

この作品をシェア

pagetop