【完】優しい彼の温もりに包まれて
「お帰り」


「母さん、来てたんだ。こんな朝早くに…」


戻ったら母さんが来ていた


「当たり前じゃない。心配だもの」


「お兄ちゃん、おはよ」


俺は沙穂を抱き上げた


「丈瑠、沙穂送って行って」


「分かった。母さん仕事は?」


「今日は休み。だから、今日は此処に居るわ」


瑠夏を一人にするのは心配だ


母さんが居るなら心配ないな


「お兄ちゃん、行こ」


「あぁ、瑠夏後でな」


「うん…行ってらっしゃい」


「お姉ちゃん、行ってきます」


「沙穂ちゃんも気をつけてね」


俺は沙穂と一緒に病室を出た


「丈瑠、おはよー!!」


朝から元気な圭輔


「沙穂送って来るから待っとけ」


俺は自分の荷物を圭輔に渡した
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