【完】優しい彼の温もりに包まれて
「なるほどな。瑠夏の荷物ってとりあえずこれだけ?」


「うん。国語と数学と英語は宿題があるから多川先生が持って行くみたい」


なんて話していると…


「捺稀、整理終わったか?」


紙袋を持った多川がやって来た


「とりあえず持って行くのはこれだけでしょ?」


捺稀は机の物を指差した


「丈瑠は仲直りしたみたいだな。なんか表情がいきいきしてるし」


俺って分かりやすいのかな?


「夜、その荷物を持って瑠夏んとこ行くから」


多川はさっさと紙袋に荷物を詰め行ってしまった


「あたし達も行こ」


「その前にコンビニ寄って良いか?」


「うん。良いよ」


俺達はコンビニへ向かった


「何か頼まれてるの?」


捺稀は不思議そうに聞いてくる
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