【完】優しい彼の温もりに包まれて
「あぁ、ゼリーとヨーグルトをな。病院のご飯美味しくないって言ってたから」


「じゃあ、あたしも何か買ってってあげよ。」


俺はゼリーとヨーグルトを取り支払いを済ませ捺稀が来るのを待つ


「待たせたね」


しばらくして捺稀がやって来た


「瑠夏んとこ行くか」


コンビニからそのまま病院へと向かった


----トントン


「どうぞ」


瑠夏の声がして中に入る


「瑠夏、大丈夫?」


「捺稀、来てくれたんだ。ありがと」


捺稀の顔を見て笑顔になった瑠夏


「頼まれたもの買ってきたぞ。母さんは?」


俺は冷蔵庫の中に入れながら話す


「光莉さんなら急きょ仕事が入っちゃって仕事場に行ったよ」


一人で居たってわけか…


「あたしも買ってきたよ」


捺稀が瑠夏に渡したのは果物と雑誌
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