【完】優しい彼の温もりに包まれて
「あたし…可愛くないもん」


「瑠夏は自分の本当の可愛さに気付いてないんだよね」


……充分可愛いと思うんだけどな


「完璧に化粧して普段着ないような洋服着たら別人になるよ」


確かにそうだな


身長低いしどの洋服着ても可愛いかも…


「体調が落ち着いたらやってみよ。丈瑠君、楽しみにしててね?」


「……俺?」


「あたしが瑠夏を変えてみる」


そう言った捺稀は楽しそうだ


----トントン


「どうぞ。入って下さい」


「瑠夏、大丈夫か?」


入って来たのは多川だった


「今のところはなんとか落ち着いてます」


「そっか…良かった。宿題持ってきたぞ。丈瑠と捺稀、宿題教えてやってな」


多川は忙しいらしく告げることだけ告げて差って行った
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