【完】優しい彼の温もりに包まれて
「もう遅いしあたしも帰るね?瑠夏が良いなら明日も来るけど良い?」


「うん。分かった。待ってる」

捺稀は瑠夏の頭を撫でてから出て行った


やっと静かになった部屋


瑠夏も疲れているようだった


「ねぇ…?寝転がって良い?」


「良いよ。疲れたんだろ?」


捺稀が居たから瑠夏なりに気を遣ってたんだな


「疲れたぁ…人が来ると楽しいけど、なんか気を遣うね…」


「今は俺しか居ないしゆっくりしてな」


「丈瑠は優しいね」


「俺が優しいのは瑠夏だけだ」


瑠夏だから優しく出来るんだ


「フフッ。そう言ってくれると嬉しいな」


瑠夏の笑顔を見ると落ち着く


「点滴外れないかなぁ…」


そういえば、点滴してるんだったな


「お散歩したい」


外を見ながら呟いた瑠夏
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