【完】優しい彼の温もりに包まれて
「点滴外れたら連れてってやるよ。外の空気を吸いたいんだろ?」


「ほんとっ??ありがとっ」


更に笑顔になった瑠夏


----トントン


「瑠夏ちゃん、食事持ってきたわよ」


入って来たのは千絵さん


「ありがとうございます」


「これは光莉からの預かりものね」


俺に渡されたのはコンビニの袋と紙袋


「じゃあ、ごゆっくり」


千絵さんは忙しいのか慌ただしく出て行った


「ご飯食べような?」


「うん…」


なんか元気のない瑠夏


「どうした?」


「なんかごめんね?丈瑠だってキツいのに付き添ってもらっちゃって…」


「良いよ。帰ったって心配だし俺が傍に居たいだけだから」


「ごめんなさい…あたしのために。」


瑠夏も不安なんだな…
< 503 / 764 >

この作品をシェア

pagetop