【完】優しい彼の温もりに包まれて
「あたしに居場所と安心感を与えてくれたのは丈瑠が初めてだった…」


俺は瑠夏の頭を撫でながら話しを聞く


「あたしを選んでくれて…傍に居てくれてありがと」


「こんなこと言ってくれたのは瑠夏が初めてだ。嬉しくて泣きそう」


「丈瑠でも泣くんだね」


「悪い??」


「いや、そういうわけじゃないけどさ…丈瑠って一匹狼っぽかったし」


確かに圭輔と居ない時は1人で居ることが多かったな


「ねぇ…丈瑠。あたしに出来ることあれば言ってよね?あたしも丈瑠の役に立ちたい」


自分の事で精一杯のはずなのに…


「今は俺のことより自分の事を優先しろ。瑠夏には落ち着いてから頼りっぱなしだと思うから今のうちに甘えとけ」


頑張ってた分、今はゆっくりさせてあげたい
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