【完】優しい彼の温もりに包まれて
「丈瑠君、お帰りなさい」


捺稀来てたんだな


「捺稀、ありがとな」


「いいえ。久しぶりにゆっくり瑠夏と話し出来て楽しかった」


「横に居る人、誰なの?」


修司さんの存在に気付いた瑠夏が抱き着いたまま聞く


「俺のバイト先の先輩。ついて来てもらったんだ。挨拶しな」


俺は瑠夏の頭を撫でながら説明した


「山岸瑠夏です。よろしくお願いします」


それだけ呟くと更に俺に抱き着いた


「コイツ、極度の人見知りなんで許してあげて下さい」


「ははっ。お前の言う通り可愛い子だな。俺、才川修司。よろしくな。瑠夏ちゃん」


怖いのか俺に抱き着いたまま動く気配がない


「瑠夏、この人は怖くないぞ?だから心配すんな」


「ほんと…??大丈夫なの?」


俺は笑顔で頷く
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