【完】優しい彼の温もりに包まれて
「怒らないんですか?」


心配そうに聞く瑠夏


美頼さんに言われてから不安になってるんだろう


「怒らないよ。だって嬉しいじゃん?自分の身近に居る人に“子供が出来た”なんて言われたら。俺にも会わせてね?」


それで安心したのか瑠夏は小さく頷き笑みを零した


「でも、丈瑠。これだけは約束な?」


「なんですか?」


「こうなった以上、絶対離れるな。守るべきモノは守りきれ。お前なら出来るはずだ」


修司さんからの心強い言葉


俺はその言葉に救われた気がした


「はい。分かってますよ。話しを聞いた時からその覚悟でいますから」


「そうか。安心した。瑠夏ちゃん、丈瑠と仲良くな?」


「はい!!ありがとうございます」


修司さんに見せた瑠夏の笑顔
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