【完】優しい彼の温もりに包まれて

「瑠夏ちゃんが居ることで、あたしじゃ無理だって思った。」


俺は美貴の話しを最後まで聞くことにした


「だって丈瑠が瑠夏ちゃんに向ける笑顔なんて今まで見たことない笑顔だったし」


瑠夏と居るとホッとする


今まで感じたことのない温かさに包まれるんだ


それに瑠夏はちゃんと俺達のことも考えてくれている


「確かに丈瑠を追っかけて来た。丈瑠がどれだけ瑠夏ちゃんを想ってるのか確かめたくて瑠夏ちゃんイジメたの」


本当のことを話す美貴


「だけど、どれだけやっても丈瑠の気持ちは変わらない。瑠夏ちゃん、愛されてて良いなって思った」


「瑠夏はな。母親と仲悪いんだ…だから俺が傍に居なきゃいけないって思った。それに瑠夏はありのままの俺を受け入れてくれたから」


だから俺も受け入れてあげようと思った