【完】優しい彼の温もりに包まれて
「2人とも楽しそうだな」


隣で感心しながら話す圭輔


「楽しそうなら良いじゃん。2人ともあんな風に遊びたかったみたいだし」


瑠夏も捺稀も性格が似てるから今を思いっきり楽しんでいるんだろう


やって来たのは近くのショッピングモール


「ちょっと準備して来るね」


捺稀は瑠夏を連れて何処かに行ってしまった


「俺らどうするよ?」


取り残された俺達


「なぁ、丈瑠…俺、捺稀に何かあげたいんだけど何が良いと思う?」


突然、呟いた圭輔


「はっ?お前、俺らより付き合って長いのに何もあげてねぇの?」


「まぁ……」


“しまった!!”という顔をした圭輔


「そういう丈瑠は?」


「俺?ちゃんとあげたし瑠夏からも貰ったぞ?」


「おぉ…!!偉いな」


感心してる場合じゃねぇよ
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