【完】優しい彼の温もりに包まれて
「ネックレスとかでも喜ぶんじゃねぇの?」


俺なりにアドバイスをしてみる


「じゃあ、見てみる」


切り替え早い奴だな


俺達はアクセサリーショップを探し出し捺稀へのプレゼントを選ぶ


「瑠夏ちゃんには買わないの?」


圭輔は選びながら聞いてくる


「買うよ。何がいいか探してるんだ」


お腹に子供が居ると好きなようにオシャレが出来ない


オシャレ好きな瑠夏だからネックレスでも喜んでくれるだろう


首元くらいはオシャレしたって良いだろうし


「お客様、何かお探し物ですか?」


突然、店員に声を掛けられびっくりしてしまう


店員に声掛けられるのってあんまり好きじゃないんだけど…


「はい。まぁ、彼女へのプレゼントを…」


“彼女”という言葉が未だにしっくり来ない
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