【完】優しい彼の温もりに包まれて
「確かに捺稀っぽいかも。これにする。丈瑠、ありがとな」


「どういたしまして」


親友と遠出してまで買い物に来るなんてめったにないし…


小さい頃に行った以来かも。


よりによって親友との久しぶりの買い物が彼女へのプレゼント選びだなんて…


俺達は会計を済ませ他にもいろんな物を見てみる


「捺稀から連絡来たぞ。屋上のフロアに居るってさ」


しばらくしてから圭輔が呟いた


瑠夏達は一体何をしてたんだろうか?


「圭輔!!丈瑠君!!」


誰も居ないフロア内に捺稀の声が響く


だけど、瑠夏の姿が見当たらない


「ねぇ…瑠夏ちゃんは?」


瑠夏が居ないことに気付いた圭輔が聞く


「瑠夏ならあそこに居るんだけど…出て来ないの」


瑠夏が居る方向を指差した
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