一匹狼くん
・ねぇ
目を覚ましてリビングに降りる
今日もひとりか。
楊どしたんだろ
ひとりは、結構寂しい
『…もしもし』
何回かコール音がなったあと
聞こえた少しだるそうな声
「あの、あたし…
愛実だけど…」
『あー、愛実センパイ?
どーしたの?
早速連絡は嬉しいけどさっ』
やっぱいきなりとか迷惑か
「んー…
なんかひとりで虚しくて。
忙しかったらごめん、」
なんも考えずにかけちゃったし
ばかじゃんあたし
『あ、じゃあ俺より
兄ちゃんにしなよーっ
今日暇みたいだしっ』