新撰組と現代女剣士




雪と芹沢は暫く世話話をして別れた




雪は自室に、若干安堵をしながら歩いて行った










――スパーン




襖を開けると中に土方が居て、書類を黙々と片していた



土「だから……何時も無言で許可なく開けるなって言ってんだろぉぉぉお!!!」




雪「何時も五月蝿いと言ってんだろーが。」



土「棒読みすんな!」



雪「…………」




土「…………何だ?」



いきなり俯き黙ってしまった雪に怪訝そうな顔をする土方。



雪は十分に間を取ってから、顔を上げる










雪「……土方は良い小姓を持ったのぅ!!!
近い内に歓迎会を開くぞ!がっはっはっはっ!」











土「……は?」







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