新撰組と現代女剣士
平和な一時〇参〇





雪「あっつぅ゛ー」



そう呟きながら雪は日課である稽古をするため、道場へと足を進めていた




が、何処からか“ドドド”と地響きが聞こえて来た


沖「ゆ~き~!」



その正体は物凄い速さでこっちへ向かってきる沖田の姿だった……



雪「……ちっ……」



沖「あっ、雪今舌打ちしましたね?酷いなぁ~」



雪「語尾を伸ばすな、走って来るな、暑苦しい。」



いつの間にか沖田は雪の隣に追いついて一緒に歩いていた



沖「雪、冷たいです」


雪「知るか。普段の行いが悪いからだ、消えろ糞野郎」



雪の毒舌が沖田にまで鋭くなったのは理由があるのだ。


この前の“沖田のドSお仕置き事件”のせいなのだ。
実はあの後、雪が沖田に“なにしてくれとんじゃぁぁぁぁ!我ぇ阿呆ボケカスハゲぇぇぇ!”と殴り込みに行って、沖田をふるぼっこにしたのである。






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