新撰組と現代女剣士



雪「“そう言えば”って何だ、“曲がりなりにも”って何だ?答えろ腹黒」



沖「腹黒は雪ですよぉー」



雪「いや、絶対お前だ。確実にお前だ。ドンピシャお前だ」




沖「…………さて、試合しましょう!」



雪は沖田を蔑んだ目で睨んでいた

話しを反らされたのが尺だったのか、それとも試合をやりたくないからなのか。

どちらにしろ試合は始まった…………



沖「何時も私からなので、今日は雪から来て下さいよ」



沖田は挑発的に言った。…………殺気を漂わせながら…



雪「余裕だな。じゃ、お言葉に甘えて………………行かせてもらう!」



その言葉と同時に雪は踏み込んだ

不意に沖田の体制が崩れる。何時も沖田が先手だった故、沖田は雪が先手は苦手なのだろうと推測していた……が、それは間違っていた様だ


雪は風を斬る様な鋭い踏み込みを入れる






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