新撰組と現代女剣士
踏み込みと共に竹刀を沖田に向かって振り下ろす
―――バシィィ
だが、そこは沖田が受け止めた
沖「驚きましたよ。弱点無いんですか?」
雪「ふんっ……さぁな。腕慣らしは終いだ、お互い本気で行くぞ」
沖「―――いいでしょう」
それから二人の猛攻撃が始まった
稽古をしていた者もいつの間にか二人の試合を固唾を呑んで見入っていた……
雪が横から竹刀を空面を滑らせ打ち込む
沖田がそれを受け止め、跳ね返す
跳ね返された衝撃を利用し、高く飛び上がり真上から雪は突きを落とす
沖田は体を横に捻り、雪の突きを受け流す。雪が着地すると同時に低く竹刀を振り雪の足を弾き、転ばせる
そのまま転がって足の裏で竹刀を挟み、振り下ろされた沖田の竹刀を止める
そのまま流れる様な動作で飛び起きる。手で竹刀を握り沖田に竹刀を向ける