新撰組と現代女剣士
雪「気のせいだろ。しかし…入隊して約二ヶ月も経ったのに今更、歓迎会とは……」
土「まぁ、歓迎会と言っても隊士達は酒が飲みたいだけだからな。日時は、あまり関係ないんだ」
雪「ふーん。心配だな………なるべく酒豪の奴とは関わらない様にしよ……」
雪は何かしら不安があるのか、表情が固かった
土「それは無理だろ。一回は芹沢局長に酌をする事になる」
雪「……最悪だ。……ちゃっちゃと終わらそう……」
雪の周りだけ曇天が見える。かなり嫌らしい………
土「着いたぞ」
雪「……よし。成るようになるだろう……何とかなる……やるしなない…殺るしかない…」
ブツブツと暗示を自分に掛ける雪に、土方は“こいつでも緊張するんだな。……意外だ”と新たな発見をしていた。