新撰組と現代女剣士
こうして雪は芹沢等と同行する事になったのだった
それから雪は、話しをある程度聞くと退室して自室に戻り、明日に備えて早々と眠りに着いた
この時既に運命の歯車は音をたて、軋み始めていた……
新撰組の運命を変える時はもう近い―――
朝、雪は何時もより早く起きた
否、目が自然と覚めてしまったのだ
まだ、屯所は静まり返っていた
当然、隣の土方も熟睡中だった……
雪「……口開いてるし。きもっ」
雪は毒舌を飛ばすと、気付かれない様に素早く着替えて部屋を出た
雪「……上手く行くといいんだが…」
雪は今日の任務の事を考えていた
(芹沢を上手く止めなければ……。芹沢を宥め、止める事より力士を説得した方が賢いか……)