新撰組と現代女剣士




雪は早口で超毒舌を言い切ると振り返らずその場を去って行った




蒼然。呆然。唖然。



土方も沖田もいつの間にか騒ぎを聞きつけて来た野次馬達も皆、



蒼然。呆然。唖然。




五月蝿いはずの屯所が静まり返っている


不気味な程に。


更に冷気が漂っている。今は夏場、それなのに冷気が屯所一面に漂っている……


確実に雪の仕業であろう。



半刻の半刻の半刻(15分)位経つと、漸く我に返ったのか周りがざわめき出す



幹部がそれに対応して、隊士達をそれぞれ自室に返した



土方はまだ、何が起こったか把握出来ていない&叩き付けられた痛みに動揺している様子である



そして幹部達は一先ず、土方を部屋に上げた



原「……土方さん、何があったんだ?雪、ヤバかったけど……」



沖田以外の幹部も顔を見合わせて“全く分からない”と頷いている



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