新撰組と現代女剣士
雪「……あ……ありがとうございます」
雪はどうしていいか分からず狼狽えながら言った
お梅「ふふっ……これから友達やね。よろしゅう」
お梅の友達と言うキーワードに雪はフリーズした
雪「……(友達友達友達友達友達……)」
雪の脳内ではお梅の言葉が何度もリピートされていた
お梅「雪はん?どうしたん?」
お梅に目の前で手を振られ雪はハッと我に帰った
雪「……あ、……えと。……友達?私なんかといいんですか?」
雪は伺う様に恐る恐る尋ねた
お梅「当たり前や、ウチが友達になりたいんよ。雪はんと。……駄目なん?」
雪「っ……そんな滅相もない!こっ…こちらこそよろしくお願いします、お梅さん」
雪は初めての女友達に動揺しながらも嬉しさで目を輝かせていた
こんなにも普段の面影を崩すのは雪にとって実に珍しかった