新撰組と現代女剣士




雪は呆れる沖田をほったらかして未だに唸っている


そんな時、沖田がふと空を見ると二匹の蝶がヒラヒラと飛んでいた

その蝶は見たこともないような、黒と銀の入った模様をしていた


沖「キレイですね………」


沖田はその蝶を見上げ、不思議そうに観察し始めた


沖「(この蝶、変な模様ですし……先程からずっと私達の周りを飛び交っている……)」


沖田の不思議そうな様子に気づき、雪は沖田と同じ方向に目を向けた


雪の瞳に二匹の異様な蝶が写る



雪「―――っ!」


雪は本能的にその蝶から何かを感じた


沖田はその雪の様子に気づいた


沖「雪?どうしましたか?…………あ、もしかして虫とか苦手何ですか」



雪「(……この蝶何か変だ。よく分からないけど、この感じ……まるで監視している様な……)」



沖田は茶化す様に言うが雪の耳には届かず再びシカトをされた





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