新撰組と現代女剣士
ずぅーん と心身共に暗いオーラを放っている謎の馬鹿に雪は無視を続ける
存在がないかの様に全く気にせず、再び寝転がろうとしている
これは沖田のSっ気が移ったのだろうか。
その真相は分からない
「………おい」
謎の馬鹿は立ち直ったのか、再び雪に声を掛けた
無論、今度は毒舌をかまされない様に余計な事を言わないよう気をつけて
雪「あ゛?」
ゴロゴロしていた雪は声の方向を振り返る
「お主、何故此処に来たか聞かないのか?」
謎の馬鹿はおちゃらける様子はなく、若干鋭い顔もちで聞いた
その言葉に雪はピクッと反応して起き上がり、謎の馬鹿の前に立った
雪も真剣な表情になっている
雪「…………ちび、お前知っているのか?」