新撰組と現代女剣士





五月蝿く喚く死神に雪は冷やかな目線を送る


雪「…………はぁ。………んな事はどうでもいい、即刻私を元の場所に返せ」




雪がそう言うと喚いていた死神はピタッと止まり、先程とは打って変わって違う真剣で厳しい表情に変わった



神「それはできん」



死神の言葉に雪は不機嫌に反応をする




雪「なんだと?」




神「お主の言う元の場所とは、お主にとっての現代の方か?それとも……新選組の奴ら居る方か?」



死神の問いに雪は眉間に皺を寄せ、睨みを効かせる



雪「アイツ等の居る方に決まっている。それに私にとっての現代はアイツ等のいる所、私が居るべき帰るべき所はアイツ等の居る所だ」



そんな雪に全く引けを取らない死神。


さっきとは大違いだが、今はシリアス場面。
黙っておこう……。←オイ



神「………残忍だが、お主には現代に帰ってもらう。新選組の奴らがいない方のな」






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